独自に進化した民宿は、まさに“メイド・イン・台湾スタイル”。便利なシティホテルもいいけれど、台湾といえば今、民宿が断然面白い。特に台南では、オーナーの個性を色濃く反映したおしゃれでユニークな空間が続々と誕生している。

» 第2回 人気のリノベ系民宿「有方公寓」
» 第3回 台湾でいちばん狭い部屋「駐宅。住窄」

◆ 毛屋 (マオウー)

話題のおしゃれ民宿に新たな空間が登場!

モダンな建築にアンティークの調度品などを巧みに調和させ、スタイリッシュな空間が話題のリュクスな民宿「毛屋」。

 「毛屋」は、建築家・毛森江氏がプロデュースするラグジュアリーを極めた民宿だ。

2015年2月に誕生した金毛屋。大きな書棚とデザイナーズチェアを配したラウンジスペース。

 2012年に第一号の毛屋がオープンし、翌年には「毛院子」、そして2015年2月には最新宿の「金毛屋」が誕生。漁光島の古い家並みのなかに、閑静な3つの建築がひっそりと溶け込むように佇んでいる。コンクリート打ちっぱなしの建家は、安藤忠雄氏に心酔する毛氏の夢を実現したもの。台湾桧が香り、アンティークの木戸を取り付けるなど、空間のすべてが美しく繊細な感性に貫かれているのが素晴らしい。

左:毛屋、金毛屋ともにチェックインはこちらの毛院子で。のどかな庭に心が和む。
右:間取りもユニークなメゾネットタイプの客室。巧みに配された調度品が空間の美しさをいっそう引き立てる。

構成・文=矢野詔次郎
撮影=橋本篤
コーディネイト=トップタイワン・メディアファクトリー