今日の絶景

今日の絶景

ライン川の中洲に立つかわいい城は
船の通行税を徴収する武装施設だった

Magnificent View #909
プファルツグラーフェンシュタイン城(ドイツ)

(C)Miles Ertman / Masterfile / amanaimages

 ドイツ西部を流れるライン川の中洲に立つのは、プファルツグラーフェンシュタイン城。

 城はもともと、神聖ローマ帝国の諸侯のひとりであるライン宮中伯だったルートヴィヒ4世が、1326年に建てた塔が始まり。ライン川を通る船から通行税を徴収するための施設として造られた。しかし、通行税を払わず強行突破する船もあったため、塔を囲むように六角形の城郭が築かれ、大砲も備えられた結果、城のような形になったという。

 いわば強面の税務署のような存在として機能していたが、1866年の普墺戦争以降は、ライン川で徴税する必要もなくなり、お役目終了。1960年代まで船のための信号塔として利用されていた。

 現在は、博物館として一般公開。川沿いにあるカウプの街から定期船で渡り、城内を見学できるようになっている。

2016.03.27(日)

文=芹澤和美

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