旅の可能性が広がるクルーズ・チョイス

夏は、北欧クルーズもおすすめ。写真はノルウェーのフィヨルドの景色。北ならバルト海クルーズも興味深いようだ。

 かつての豪華客船クルーズというと、お金と時間のあるシニアの旅だった。しかも洋上に出ると次の停泊地までは降りられないわけで、その上ルールや縛りがキツくて不自由なイメージが拭えなかった。

 でも、フリースタイルなクルーズを選べば、思っている以上に個人旅行に近く過ごせるし、実際、移動に面倒がない分エンジョイできる。旅のホテルライフを目的のひとつにする人にも、5ツ星ホテルに遜色ないキャビンやサービスを選ぶことができる。

広々としたバスタブに浸かることもできるので、風呂好き日本人にはウレシイ。
洋上プールで泳げるのはクルーザーならではのお楽しみ。

 また、クルーズは長くて飽きちゃうという心配も無用。さまざまエンターテインメントが用意されていることもあるが、寄港地でめいっぱいエクスカーションを楽しむと、人間、けっこう満足するもの。そしてコストパフォーマンスも高いので選びようだと思う。もちろんリゾートよろしくデッキでずっと読書という過ごし方も選べるわけで、自由度の高いクルーズ旅行は一考に値するのでは。

 それに、1週間ほどのクルーズもたくさん用意されているので、コースしだいであっという間の旅になるはず。クルーズ前後のロケーションをお気に入りの場所にしてみるのもヨイ方法かもしれない。短いクルーズを個人旅行の一部に組み込むのも、楽しみ方のひとつではないだろうか。

プライド オブ アメリカ号の鉄板焼きレストラン。もちろん他の船でも鉄板焼き、寿司は大人気。
南太平洋クルーズのタヒチものんびりするには最適。ハワイ4島7泊の旅もおすすめで、アメリカのクルーズ会社でなくてはできないクルーズだそう。

ノルウェージャン クルーズライン・ホールディングス日本オフィス
電話番号 03-4580-1503
URL http://www.ncljpn.jp/

大沢さつき(おおさわ さつき)
大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:マチュピチュ
ブログ http://tabi-travell.com

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2016.03.22(火)
文・撮影=大沢さつき