今日の絶景

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土木界の父子鷹の執念が実を結んだ
ニューヨークの吊り橋の長寿の秘密

Magnificent View #904
ブルックリン橋(アメリカ)

(C)Arian Camilleri / Masterfile / amanaimages

 ニューヨークのマンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋。長さ1834メートルの美しいこの橋は、ニューヨークの観光名所のひとつにもなっている。

 開通は1883年。アメリカで最も古い吊り橋の一つであり、同時に鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊り橋でもある。

 この規模の橋を架けるのは不可能といわれていた時代、設計を担当したのは、土木技術者のジョン・ローブリング。工事着工を待たずに病死した彼の遺志を継いだのは、息子のワシントンだ。世界で初めて行なわれた長大な吊り橋の工事は難航し、完成したのは着手してから実に13年後のことだった。

 同時期に造られた橋のほとんどが現在は廃棄されているなか、ブルックリン橋は今日まで健在。建設にあたり、ジョン・ローブリングが当時必要と考えられていた強度より6倍も頑丈に設計したことが、功をなしたともいわれている。

2016.03.22(火)

文=芹澤和美

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