今日の絶景

今日の絶景

ネイティブアメリカンのナバホ族が
自前の火力発電所を建てた理由は?

Magnificent View #901
ナバホ火力発電所(アメリカ)

(C)Arian Camilleri / Masterfile / amanaimages

 荒野に突如として現われる3本の煙突は、アリゾナ州ペイジにあるナバホ火力発電所のもの。

 このすぐ近くには、パウエル湖がある。人造湖としては全米第2位の広さを誇るダム湖だ。その湖水を利用した水力発電所で莫大な電力を生み出しているにも関わらず、至近距離に火力発電があるのには理由がある。

 1960年代のダム建設時、ここに暮らすナバホ族の人たちは、水力発電による電気の供給を期待して、低賃金で建設労働に従事した。だが、ダムが完成しても彼らには電気が供給されなかったため、自前で石炭火力発電所を造りあげたのだ。

 原料となる石炭も独自のルートを確保。ソルトレイクシティーやモニュメントバレーの近くから、列車ではるばるこの荒野まで運ばれてくるという。

2016.03.19(土)

文=芹澤和美

同じテーマの記事

もっと見る

TRAVEL} 新着記事

もっと見る

  • X BRAND
  • ILTM
ページの上部へ